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秋田県男鹿市の「早苗饗蒸留所」が雹害を受けた和歌山の梅を使った梅リキュールを発売

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秋田県男鹿市で「早苗饗(さなぶり)蒸留所」を運営する「SANABURI」は、新商品「SANABURI Prototype_04 梅リキュール with 梅ボーイズ」を発売した。

和歌山の雹害を受けた梅を使用した梅リキュール


「早苗饗蒸留所」は、1月に稼働した蒸溜所。「早苗饗蒸留所」では、酒を作る過程で出る酒粕や残留するアルコールなど、廃棄リスクが高かった素材を活用している。

同社は、それらの素材を活用して新たな価値を生み出す「SANABURI構想」を提唱し、「早苗饗蒸留所」を開業した。


「SANABURI Prototype_04 梅リキュール with 梅ボーイズ」は、和歌山県で梅の魅力を発信する「梅ボーイズ」とのコラボレーション商品。

和歌山県では4月に雹(ひょう)害にあい、被害総額は47億円に上ったという。


そこで「早苗饗蒸留所」では、雹害で傷ついた梅を積極的に採用。

北海道産のハマナスの花と、「早苗饗蒸留所」独自の粕取り焼酎ベースのスピリッツを掛け合わせ、かつてないフローラルでリッチな味わいの梅リキュールが誕生した。

梅・ハマナス・粕取り焼酎のトリプルブレンドが特徴

「SANABURI Prototype_04 梅リキュール with 梅ボーイズ」の特徴は、梅・ハマナス・粕取り焼酎のトリプルブレンドだ。

また、自社蒸留所で製造した酒粕由来の「粕取り焼酎」を再蒸留したスピリッツをベースに使用。酒粕由来のふくよかな香りが、梅の風味を下支えする。稲とアガベと梅ボーイズが、以前にコラボで製造した試し桶シリーズ「稲とウメ」の酒粕を使用している。

さらに、北海道産の「ハマナス」の花を漬け込んだ「ハマナス酒」を別途造り、梅酒とブレンドした点もポイント。これにより、梅の酸味にバラのようなフローラルな香りが加わり、奥行きのある味わいを実現している。

あえての「甘口」設計である点も魅力だ。梅とハマナス、双方の香りを最大限に引き出すため、あえてかなり甘口に仕上げられている。ロックやソーダ割り、カクテルベース、ウイスキーハイボールへの「ちょい足し」などで、多様な飲み方で華やかな香りを楽しもう。

梅酒であり梅酒でない梅リキュール

鶴田一樹氏

「早苗饗蒸留所」の蒸留家・鶴田一樹氏は、商品の発売にあたり「リッチな香りと甘さにフォーカスした、『梅酒であり、梅酒でない、そんな梅リキュール』を造りました。梅ボーイズさんの梅に北海道産のハマナスを加え、梅の甘くフルーティーな香りにハマナスのバラのような香りが合わさった魅惑的な香りのお酒になりました。

梅酒のようにロック、ソーダ割、お湯割りで飲んでいただけることはもちろん、リキュールとしてカクテル、例えばブラッドアンドサンドなどに使用していただくこともできます。これからの寒い夜のお供にしていただけたら幸いです。」などとコメントしている。

山本将志郎氏

また、梅ボーイズの山本将志郎氏は「雹害で傷ついた梅は市場には出せなくても、香りも味も本来の力を持っています。今回それを活かし、新たな価値に変えてくださったことに深く感謝します。梅の未来につながる一歩になると信じています。」とコメントを寄せた。

甚大な雹害を受けた和歌山県の梅を使った「SANABURI Prototype_04 梅リキュール with 梅ボーイズ」を味わってみては。

■SANABURI Prototype_04 梅リキュール with 梅ボーイズ
品名:リキュール
アルコール分:20度
内容量:500ml
価格:2,420円(税込)

「SANABURI」公式HP:https://sanaburi.co.jp

(淺野 陽介)

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